初心者のためのチュートリアルB02|RevitモデルのパラメータをExcelファイルへ出力する

Dynamo入門

「デジケン」管理人のpannaです。 前回はパラメータを表示する方法を紹介しました。今回の記事では、パラメータを確認するだけでなく、Excelファイルへ出力して扱えるようにする方法を共有します。

▽前回の記事はこちら▽

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RevitモデルのパラメータをExcelファイルへ出力する

前回の記事では、どの様なデータがRevitモデルに格納されているか確認できるようになりました。次のステップとしてはデータを取り出せるようになるということです。

データをRevitから取り出せるようになるということは、Revit以外のソフトと情報の連携を行うための第一歩となります。しっかりと確認してデータ活用の基礎を身に着けましょう。

次の画像は柱と梁を平面的に見た図です。梁の長さは4,600mmですがこちらの情報を抽出してExcelに出力する方法を共有します。

Excelにデータを出力するには「Data.ExportExcel」を使用します。前回の復習も踏まえつつ流れをまとめると次のようになります。

  • 「Categories」でStructural Framingカテゴリを選択
  • 「All Elements of Category」でカテゴリ内のすべてのインスタンスを出力
  • 「Element.Parameters」でインスタンスパラメータの名前と値を取得
  • 「Code Block」で梁インスタンスの実長パラメータ(柱フェイス間距離)を取得
  • 「Parameter.Value」でパラメータから値を取り出す
  • 「List.AddItemToFront」で取り出した値にCut Lengthという見出しをつける
  • 「Data.ExportExcel」で指定のExcelファイルへ保存

カテゴリ内のインスタンスからパラメータの値(Value)を取り出す方法

まず前半の梁長さのパラメータから値を取り出すまでを解説します。下図の部分ですね。

「Categories」→「All Element of Category」→「Element.Parameters」は前回の内容で、カテゴリ中のすべてのインスタンスを取り出し、それらのパラメータを取得するというものでした。

この次のステップとして、パラメータの値のみを取り出す作業をしています。(値だけを取り出すとは、例えばCut Lengthパラメータから1,000という値を取り出すことを指します。)画像右上に分岐させていますが、「Element.GetParametersValueByName」を使用するとパラメータ名を入力することで値を取り出すことができます。2種類の値の取り出し方を説明しました。

取得したパラメータの値をExcelに出力する

次に、取り出したパラメータの値をExcelに出力する部分です。

パラメータの値を取得していますが、このまま出力するとただの数値のみExcelに保存されてしまうため、何の値なのかよくわから無くなってしまいます。そこで、取り出す値に見出しを付けて何のパラメータなのか理解できるようにします。(今回は一つのパラメータなので大丈夫だとは思いますが扱うパラメータが増えると便利になります。)

Excelに出力するには「Data.ExportExcel」を使用します。このノードには次の入力項目が用意されています。それぞれ次の意味を持ちます。

  • 「filePath」データを保存するExcelのパス(ファイルの場所)を入力する
  • 「sheetName」 データを保存するExcelシートの名前を入力する(Excel内にない場合は新規作成される)
  • 「startRow」 指定シート内の行番号を指定する(1番目の行を選択する場合は0と入力)
  • 「StartCol」指定シート内の列番号を指定する(A列を選択する場合は0と入力)
  • 「data」Excelシートに保存するデータを入力する(今回は取り出したパラメータと見出し)
  • 「overWrite」 上書き保存するかどうかを入力する(True or False)

プログラム実行後にデータを出力したExcelを開くと次のようにデータが保存されています。今回取り出した梁の柱フェイス間距離は4,600でしたね。

データ活用の一歩を踏み出したところで超重要な話!

紹介した内容で数量を取り出し、単価を入力することで概算出しが出来ると思いますが、建築物の情報を扱うための準備はもうすでに完了しています!従来の2D図面のみの運用ではなかなかここまで簡単に建築物のデータを扱えません。

BIM導入の最重要項目はデータです。このデータを駆使できるようになってこそBIMを導入した業務が始まるのです。3次元モデルによってきれいなパースがすぐ作れるみたいなのはただの副産物であり、いかにして「データの健全さ」を保ちながら活かしていくかを考えましょう。

また、パースは設計でおおむねその役目を果たしますが、データ自体はこの先の未来で建物がなくなっても保持されるべき財産です。そのデータを生み出し、育てることができる我々は重要な役割を担っています。

まとめ

  • Excelに出力するには「Data.ExportExcel」
  • BIM導入の最重要項目はモデルではなくデータ
  • 建築物のデータは財産である

次ページ:初心者のためのチュートリアルB03|Excelファイルの情報をDynamoへインポートする

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