Dynamoノード:Dictionary.ByKeysValuesでデータ管理する

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Dynamoノードを紹介します。今回は「Dictionary.ByKeysValues」です。

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Dictionary.ByKeysValuesの使い方と使用例

プログラミングの知識がある方にはお馴染みのDictionary(辞書型)ですが、簡単に解説するとこんな感じです。

  • KeyとValueの組み合わせ
  • Keyを用いることでValueを呼び出すことができる

例えばPythonでの辞書型は、KeyとValueの間に「:」を挿入して次のように書きます。

// Pythonの辞書型
dictionary = {key01 : value01, key02 : value02}

Dictionary.ByKeysValuesの使い方

データを管理するときによく用いられる辞書型ですが、にDynamoにもはじめからノードとして用意されています。「Dictionary.ByKeysValues」というノードですが、次のようにノードを組み合わせて使います。

入力データの説明です。

  • Key:Valueを識別するための情報を入力
  • Value:Keyによって呼び出される値を入力

Keyはstr型で入力する必要があります。

Dictionary.ByKeysValuesの使用例

どのような場面で使われるか理解できるように使用例を示します。つぎの画像を見てください。

こちらは、データセットからRevitモデルを作成する際の使用例です。この例では、始点終点のXYZ座標と断面名を呼び出すためのKeyについての情報をもとにDynamo内で線分を作成して、Family Typeを割り当てて梁インスタンスを作成しています。

解析ソフトやデータベースに格納されている部材断面の情報は、断面番号などの数値である場合があります。この例では情報同士を結びつけるために、断面情報を格納する辞書型のデータから断面番号(もしくは記号)をKeyとしてValueを取り出しています。

まとめ

今回は、Dictionary.ByKeysValuesの使い方を紹介しました。また、RevitやDynamoの外で作られた情報をDynamo内で結びつける場合を例に、データ管理にDictionary.ByKeysValuesを使用する方法を紹介しました。

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