【Revit Structure】構造エンジニアのためのRevit初心者講座01:構造図を作るために

Revit入門

建築業界で生きる人ならば近年耳に入るようになったBIM。数あるBIMソフトの中でもこのシリーズではAutodesk Revitについてエンジニアに向けた入門講座をまとめていきたいと思います。

ゴールはRervitで構造図を作成することです。

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1.CADがRevitに変わることで混乱するあの概念を簡単に理解しよう

よく言われるrevitにはレイヤーの概念がないと言われますが、理解するともっと便利な機能があります。情報を操作することに重きを置くRevitの使い方を覚える前にその概念を理解しましょう。

1.1 ファミリ、カテゴリ、タイプ、インスタンス

Revitを使う上で知っておきたいのがファミリです。誤解を恐れずに言えば、ファミリとはRevitで使うパーツの総称です。パーツといってもその種類は様々で、柱梁はもちろんのこと図枠や部材につける符号なども含まれます。

RevitはBIMらしいBIMソフトといわれる理由の一つにこのファミリが関係しています。ファミリには様々な種類があり、その種類ごとに様々なパラメータを持っています。そして、そのパラメータによって建物コンポーネント(柱、壁、窓やドアなど)の形を作り、図面枠などに表示する日付や図面名称などを管理できます。Revitは建物の情報を詰めこんだモデルによってプロジェクトを管理するために非常にBIMらしいといえます。ファミリの種類についての詳細な解説はこの段階では割愛します。

カテゴリとファミリとタイプとインスタンスの関係

次にカテゴリについて書いていきます。こちらも重要な話なのでぜひとも知っておいていただきたいです。カテゴリとは、例えば柱、壁などの部材のまとまりを言います。当たり前といえば当たり前ですがカテゴリごとに持っているパラメータが異なります。柱と壁では形を決めるパラメータ(柱は幅・せい、壁は厚みなど)が違いますよね。構造モデルでは柱、梁、壁、床、基礎などが想像できますね。また、最終的にはモデルを使って構造図を作成しますが、モデル以外のカテゴリで注釈があります。たとえば寸法線、通り芯、符号などが挙げられます。

さらに踏み込んで話をすると、各カテゴリはタイプを持っています。梁カテゴリはH-390x300x10x16やH-400x200x8x13など様々な異なるタイプを持つ、という説明によって理解できると思います。同じタイプに属する部材あっても作業中には別々に選択できますし、それぞれ異なる情報を持たせられます。つまり、同じカテゴリの同じタイプであっても、それぞれ個々の独立した存在として扱うことができるということです。現実の設計でも同じH-400x200x8x13の鉄骨梁で柱とりつきの部材と、梁とりつきがある部材で接合部の仕様が違いますよね。Revit内でも同じことができます。そして、この一つ一つの部材をインスタンスと呼びます。

意外と簡単ですね。そして、このようにしっかりと部材ごとに区別して扱うほうがレイヤをいちいち設定するよりも便利だと感じてしまうのは私だけでしょうか。

2.概念を理解した先の話

Revitが持つ重要な特徴であるファミリ、カテゴリ、タイプ、インスタンスについてざっくりと区別がついたかと思います。

このファミリを深く理解して自分で作ることはこの段階では求められません。Revitを使用している企業が中心となってRUG(Revit User Group)という団体が組織されています。

Revit User Group | BIM Design
オートデスクのBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)の情報サイト。建築向けにBIMに対応した製品 Revitやユーザー事例、トレーニング教材などをご覧いただけます。

こちらの団体の活動によって作成された便利なテンプレートが配布されています。次のページからはそのテンプレートを使って実際に構造図を作っていきます。このチュートリアルを攻略することでLOD200-300程度の構造図作成できるようになります。基本設計図書に使用するには十分な図面ですね。

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