BIMソフトって高いですよね。導入コストの高さからなかなか手を出せないという方も多いはず。
早くBIM始めないと置いていかれてしまう…でも高い…
ソフトウェアの開発は進んでどんどん使いやすくなっている印象がありますので、まずは無料で感覚を掴んでから有料化したいという方もたくさんいらっしゃると思います。
そもそも無料で始める方法とかないのかな、というところから考えて調べた結果をまとめました。
この記事を書いた人
- 日本国内で5年ほどBIM関連の経験を持つ
- データ連携によるワークフロー自動化が得意
コストが導入の壁、BIMソフトを無料で使えるか調べてみた
BIM導入の大きな壁が導入コストです。大きな企業の方はすでに導入済みで意識しないところかもしれません。
個人事務所でもBIMソフトを導入している企業は数多くあります。2009年時点でさえ多くの企業が成果を実感しています。
ここまで効果が実証されているBIM。
まだ始められていない方にも始めてもらいたい。
Autodesk: 導入企業の7割が業務改善効果を認める(外部サイト)
ネットで検索したり問い合わせたりした結果。RevitやArchiCADを無料で使えるのは教育版のみです。教育機関に属していない方は基本的に永続無料ライセンスはないと考えてよさそうです。
たまにフリーソフトを探されている方がいますがおすすめできません。
現状フリーソフトが対応できるほど市場の標準化が進んでいないからです。主要なソフトウェアの検討を進めるかBIM導入をあきらめるかの2択かもしれませんね。
主要ソフトを調べていくと無料体験版がありました。
Autodesk Revitの無料版を紹介!
Autodesk社のRevitは世界中で使用されているBIMソフトです。
私はメインで使っていますが「建築のデータを扱う」という観点でBIMソフトらしいBIMソフトと言えます。
次のリンクから無料版を手にすることができます。
リンク先のページからRevitを選択してRevitの製品ページへ移動します。
下の画像を参考にソフトをダウンロードします。
アカウントが必要になりますが無料で作成できます。
ArchiCADの無料版を紹介!
ArchiCADは意匠設計者に人気のあるBIMソフトです。複雑な形状を作る機能や導入のしやすさから人気です。
次のリンクから無料版を手にすることができます。
無料版のページへ飛ぶので「ビジネスで使用します。」をクリックしましょう。
アカウントの作成が必要になるので作成後ダウンロードします。
GLOOBEの無料版を紹介!
国産ソフトのGLOOBEについても無料版を紹介します。ifcベースでのデータ連携強化が著しく、国内で使われている様々なソフトウェアと連携できます。
リンク先は次のような無料版の紹介ページです。
少しスクロールすると、無料版ダウンロードはこちらというボタンが出てくるのでクリックしましょう。
アカウントの作成えお完了させた後ダウンロードします。
無料版を使うメリットはソフトの実情が分かること
BIMほど「百聞は一見に如かず」という言葉がしっくりくるものはないかもしれません。なぜかというと、業界で標準化が達成されていないためです。
つまり、設計ワークフローは業界で統一されたものではなく、あなた独自のものだからです。
そのワークフローの中で無料版を使ってみると上手くいかないことが出てきます。そして、その上手くいかないことを解消して成果を出す必要があります。
この段階の試行錯誤に日本の建築業界は時間がかかっています。
ソフトウェアを使用して上手くいかないことを知り、ソフトウェアの威力を発揮できるようなワークフローを構築する必要があります。
例えば効率化を目標にする場合、やり方を変えるとものすごくスムーズに進むことがほとんどです。
1週間かかっていた作業が数分で終わるって
嘘じゃないです。
導入に前向きであればぜひ検討してみてください。
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