Rhinocerosの強力なプラグイン、Grasshopperを分かりやすく解説【建築デジタルデザイン初心者・独学】

建築の設計においてコンピュテーショナルデザインを推進する上で避けて通れないのがGrasshopperです。

そもそも何なのか、どんな事をするのかについて説明していきたいと思います。

あわせて読みたい
ライノセラスとグラスホッパーを独学習得できる建築本と次のステップ【おすすめと口コミ】 建築業界でデジタルデザインツールと言えばまず名前が出るのが【Rhinoceros(ライノセラス)】です。 ライノがここまで使われるようになったのは、プラグインであるGrassh...
この記事のコンテンツ

1.Grasshopperってなんでしょうか

Grasshopperとはモデリングや解析を簡単に数値制御によって行うことができるビジュアルプログラミングツールです。要するに、難しいプログラミング言語を知らなくても視覚的にプログラムを作って便利にモデリングや解析ができちゃう、そんな便利なツールです。

そういわれてもよくわからない、私もはじめたての時はよくわかりませんでした。というか馴染みのないワードが出てきて理解しにくいですよね。

1.1 Grasshopperはビジュアルプログラミングツール

下記は私が作成したGrasshopperの作業画面です。基本的には、「ある機能をもった四角形の箱をつなげて作業を自動化かつ数値で制御できようにする」ということがGrasshopperの主な機能です。視覚的に見やすくプログラミングできちゃうようなイメージです。この四角形の箱をコンポーネントと呼びます。

もうこれだけでGrasshopper自体の説明は終わりなのです。笑

1.2 Grasshopperプラグインとコンポーネントについて

Grasshopperが強力なソフトと呼ばれているのには、追加できる強力なプラグインのおかげといっても過言ではないかもしれません。

1.2.1 プラグインとはなんでしょうか

プラグインを追加することで、様々な機能を持ったコンポーネントがGrasshopper内で利用できるようになります。意匠・構造・環境それぞれに特化したプラグインが数多くつくられており、便利なプラグインによって様々な新しい建築物への模索に利用されています。

そのため、意匠設計者やエンジニアの利用者の得意分野によって追加するプラグインは変わってきます。このことがGrasshopper習得の難易度を上げているようにも思いますし、その自由度を無限のものとしている要因であると思います。

日照計算、構造計算、熱環境の可視化、BIMソフトとの連携やVRなど様々な使われ方が考えられています。Grasshopperを利用するために、どのようにこのツールを役立てたいか、何をしたいかをはっきりさせることが重要です。それによってすべきことはがらっと変わります。

1.2.2 コンポーネントを理解しよう

公式サイトにコンポーネントを説明している記事があります。

分からないコンポーネントがあれば、こちらを読んで基本的な使い方を理解しましょう。

Grasshopper コンポーネントIndex (クリックでリンク先へ飛びます)

まとめ

この記事はGrasshopperがどのようなものか理解することを目標として書かれています。下記が理解できたかと思います。

  • Grasshopperはビジュアルプログラミングツール
  • ビジュアルプログラミングとは視覚的に簡単にプログラムを組む手法である
  • Grasshopperが強力なのは追加できるプラグインが豊富だからである
  • 専門分野や使い方によって追加するプラグインが変わる

Grasshopperを駆使して作業を効率化かつ高質化して新しい建物の設計を実現したいですね。

Rhinoceros+Grasshopper 建築デザイン実践ハンドブック (建築文化シナジー)
ためになったらシェアお願いします!

コメント

コメントする

この記事のコンテンツ