現役BIMマネージャーが学生・社会人問わず使える建築業界でのパソコン選びのポイントを考えてみた

PC

パソコン選びって悩みが多いですよね。

建築業界人
建築業界人
  • 建築業界入ったけどどんなパソコンを選べばいいか分からない
  • スペック以外にもパソコン選ぶときに考えることはあるのかな

大きな出費になりますので、失敗しないように選び方を知っておいてもらいたいという気持ちで次のことを考えてみました。

【学生・社会人問わず使える、建築業界でのパソコン選びのポイント

これからデジタルツールを使っていこうと考えている方に向けて、学生時代から社会人生活まで様々な建築系ソフトウェアを使用した経験を踏まえてまとめます。

建築業界で使用するパソコンの選び方

建築業界で使用するパソコンの選び方を紹介します。

大きく2つの観点で見ていきます。

建築業界で使用するパソコンの選び方のポイント
  • 主要ソフトに必要なパソコンのスペック
  • スペック以外に押さえておきたいポイント

1つずつ見ていきましょう。

主要ソフトに必要なパソコンのスペック

いきなり大切なことですが、「自分がどんな用途でパソコンを使用するか」を考えてからパソコンのスペックを決めましょう。

建築業界で使用されている主要なソフトウェアは何かと考えると、Rhinoceros、Adobe Creative Cloud(主にIllustrator, Photoshop)AutoCAD、Autodesk Revitなどたくさん出てきます。

パンナ
パンナ

設計者によっては構造解析ソフトや環境解析ソフトも使用します。

建築業界で使われている主要なソフトウェア

カテゴリ分けすると次の通りです。

建築業界の主要なソフトウェア
  1. CADソフト
  2. デザインソフト(グラフィック作成)
  3. モデリングソフト(CG作成)
  4. BIMソフト
  5. エンジニアリングソフト(構造解析、環境解析)

高度なプログラミング作業を行う方もいますが、今回はこれからデジタルツールを使っていこうと考えている方向けなので割愛します。

主要ソフトを動かすためにどんなスペックが必要になる?

本格的な作業もできる快適な環境を目指すと次の通りです。

  • OS:Windows
  • CPU:Intel Core i7以上(できるだけ最新)
  • メモリ:16GB以上(個人的には32GB)
  • GPU:GeForce GTX 1660 SUPER以上
  • SSD:512gb以上, 個人的にはHDDよりもSSDがおすすめ

CADソフトや他のソフトを使いたくなる可能性を考えると、OSはWindowsのほうが選択肢が広いかなと思います。

BIMソフト、特にRevitについてはGPUを選ぶ際に議論が生まれる傾向にあります。

どういうことかというと、紹介したGeForceではなく、3dCAD向けの性能を持つ安定性に優れたQuadroがRevitに適しているのではないかという議論です。

今回次の環境(GPUはGeforce)でRevitを使ってみましたが問題ないです。Revit中心に使う、業務で使う場合を除いては安定に優れたQuadroを選ばなくてもよいのかなと思います。

Revitの検証に使ったパソコン

BTOのミドルレンジ級デスクトップPC(保証込み20万円程度)

  • OS:Windows 10 Pro
  • CPU:Intel Core i7-10700K
  • メモリ:32GB
  • GPU:GeForce RTX 3060 Ti
  • SSD:512GB
  • HDD:なし

業務用にという事であればQuadroにも選択の余地があると思いますが、コストがかかるのでこれからデジタルツールを始めるのであればGeforceで手を打つ方はよいかと思います。

ここから超個人的な意見ですが、これからゲームエンジンでの開発が建築業界でももっともっと増えてくると感じています。ですので、GPUはGeforceで予算と相談でスペックを決めてもらう方がいいかなと思います。

建築業界のデジタルはまだまだここからガラッと変わるのではないかと思います。

パンナ
パンナ

私もゲームエンジンはがっつり勉強しています。大きな可能性を感じています。

Revitに話を戻すとメモリをどうするかもとても重要です。少しレベルが上がるとDynamoなどを使って自動化処理を行うので、16GB以上に上げておくとよいかと思います。

スペック以外に押さえておきたいポイント

スペック以外に押さえておきたいポイントは次の通りです。

スペック以外におさえたいポイント
  • 持ち運びするか
  • 最適な画面サイズ

パソコンを日常的に持ち運びするか

パソコンを持ち運びするかどうかで「ノートパソコン」か「デスクトップパソコン」かが決まります。

出先やカフェで作業したい人はノートパソコンは絶対必要になると思います。

しかし、スペックを上げていくとどうしても気になるのがパソコンの重量です。

スペックを上げていくと一般的に持ち運びに向いているとされる1kgは簡単にオーバーします。(だいたい2kgになるのではないでしょうか。)

パンナ
パンナ

スペックと持ち運びやすさは今のところ両立は難しいです。

個人的には、ハイスペックのノートパソコンは重く感じますし、作業用PCとしては「デスクトップパソコン」のほうがコスパも優れていると思っています。

持ち運びを重視する方はハイスペックなデスクトップパソコンをリモートで動かすのもアリかなと思います。

その場合は、持ち運ぶノートパソコンに高いスペックは不要です。ネットにつなげられるような仕様であれば問題ないので、1kg以下のパソコンで十分です。

ただし、だれでも接続できるフリーのWi-fiでの作業はやめましょう。セキュリティに難ありです。

まとめると、

  • ハイスペックのノートパソコンは持ち運びに少し苦労するかも
  • 頻繫に出先で作業するなら自宅のデスクトップパソコンをリモートで動かすのもアリ

最適な画面サイズ

画面サイズは大きいほどいいですが、15インチくらいはあった方がいいです。

建築業界で使うソフトは寸法などの細かい数値やおさまりを見る場合が多いのでノートパソコンであれば最低でも15インチ以上をおススメします。

デスクトップパソコンの方はワイドディスプレイをおすすめします。

パソコン選び、実際によくある失敗例

実際に失敗してしまうとどのようになるのかも紹介したいと思います。

  • パソコンのスペックが足りない…
  • 重くて持ち運びがつらい
  • 画面が小さくて作業しづらい

スペックが足りないという話はよくあります。

スペックは最低ラインよりも上であればいいわけではなく、同じソフトでも習熟度や実際に行う作業によって大きく変わります。

今回紹介しているスペックは私がパソコンを買う場合の最低スペックでもあるので、予算に余裕があって「本格的にデジタルツール使いこなすぞ」という意気込みがある方はもう少し上を持っておくと安心かなと思います。

紹介した通り、実際に私が使っているものは最低ラインよりも上のスペックです。

パンナ
パンナ

ハイスペックを使いこなせないのは努力していけば解消されるかもしれませんが、スペックが足りない場合は買いなおすしかないですよね。

これは実際に経験したのですが、ハイスペックノートパソコンを買っていざ持ち運ぼうとカバンに入れると重くて持っていきたくなくなります。笑

2kgってただ持ってるだけだと軽いですが持ち運ぶのって意外と大変です。ハイスペックノートは持ち運びに向いていないって前提で買うべきなのかもしれません…

また、せっかく持ち運んでも画面が小さいと想像以上に見にくくて作業に支障が出ます。

  • ハイスペックノートは軽くない
  • 重いのが苦手ならリモートデスクトップも視野に
  • ノートは最低でも15インチ以上は欲しい

パソコンはどこで買うべき?

私は作業用パソコンを買うときはスペック重視で買うのでBTO(Build To Orderの略)で購入することが多いです。

例えばFrontierはサイトも見やすく紹介しているスペックのパソコンも手に入ります。Frontierの良い所は次の2点だと思います。

  • 豊富なカスタマイズメニュー
  • 購入前に相談できるサポートあり
パンナ
パンナ

はじめてでも相談しながら適切なスペックを選ぶことができるので安心できます。

改めておすすめのスペック紹介
  • OS:Windows
  • CPU:Intel Core i7以上(できるだけ最新)
  • メモリ:16GB以上(個人的には32GB)
  • GPU:GeForce GTX 1660 SUPER以上
  • SSD:512gb以上, 個人的にはHDDよりもSSDがおすすめ

Frontierだと例えば次のパソコンがあります。

画像クリックで商品詳細を見ることができます。

ここからメモリを上げるなどのカスタマイズできます。

CPUインテル Core i7-10870H
GPUNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU
メモリ16GB (8GB x2)
SSD1TB
OSWindows® 10 Home 64bit版 [正規版]

Rhino用のパソコンスペックを紹介した際にも出てきましたがLenovoのパソコンも高い割引率でおすすめです。

学生さんはこちらからがお得

社会人の方はこちらからどうぞ

まとめ:重要なポイントを押さえて後悔しないパソコン選びを

建築業界で使う場合のパソコンの選び方について紹介しました。

大きく分けると2つのポイントがあります。

  • 主要ソフトに必要なパソコンのスペック
  • スペック以外に押さえておきたいポイント

建築業界ではRhinocerosなどの3dソフトやRevitなどのBIMソフトを使用するのでスペックの高いパソコンが必要になります。

快適に使用するためのパソコンスペック
  • OS:Windows
  • CPU:Intel Core i7以上(できるだけ最新)
  • メモリ:16GB以上(個人的には32GB)
  • GPU:GeForce GTX 1660 SUPER以上
  • SSD:512gb以上, 個人的にはHDDよりもSSDがおすすめ

スペック以外には持ち運びや作業時の画面サイズについても紹介しました。

  • ハイスペックノートは軽くない
  • 重いのが苦手ならリモートデスクトップも視野に
  • ノートは最低でも15インチ以上は欲しい

予算とのバランスを考えて自分の求める作業環境に合うパソコンを選んでくださいね。

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