Pythonを独学で勉強していると、どの程度スキルが付いたのかわからなくなります。
「プロフェッショナルなエンジニアになる必要はないけど、独学で付けた基礎力をさらに伸ばすために何かできることは無いのかな。」
この記事では、独学でPythonを勉強されている方が、ワンステップ上のスキルを身に着けるためにおすすめのプログラミングスクールを紹介します。
建築業界のデジタル化について思う事も書いています。
Python学習におすすめのスクール3選
- TechAcademy(テックアカデミー)
- CodeCamp(コードキャンプ)
- PyQ(パイキュー)
オススメはPyQ(パイキュー)です!詳しくは記事内に書きました。
Pythonでできる事をさらっと紹介

Pythonは用途が広く誰が書いてもそれなりにきれいなコードが書けると言われています。
最近では機械学習などのデータを扱う分野で急速に伸びています。それだけでなく、WEBサービスを作ることも簡単です!
建築の設計に焦点を当てると次のような使い方が想定できます。
- 作業の自動化
- ソフトウェアの機能を拡張させる
Pythonは「人間がやらなくてもいい作業」を比べ物にならないスピードと精度でこなすことができます。Excelにデータを張り付けたり画像を保存したりするのは任せてもよいですよね。
また、設計に使う便利なソフトウェアの機能を組み合わせて拡張できます。ソフトウェアにコマンド入力やマウス操作で使っていた便利な機能たちは、pythonを使うことで複雑に組み合わせることができます。
Pythonの良いところ
- だれでも比較的簡単にコードを書くことができる
- データを扱う事が得意なだけではなくWEBサービスも作れる
- 建築の設計では次のことに向いている
- 作業の自動化
- ソフトウェアの機能拡張
建築業界の人間がPythonを学ぶ必要があるか
「建築業界は勤務時間が長いわりに薄給だ」と言われ続けています。
私の経験では、二つの苦しみで少なくとも「勤務時間が長い」という点はPythonによって緩和できると考えています。Pythonは作業の自動化にとっても効果があります。
Python始めたけど全然勤務時間短くならないという方もいると思います。Pythonなどのデジタル技術を利用して効率の改善を図るようなデジタルトランスフォーメーション(DX)は効果の現れ方に特徴があります。
DXによる世の中の変化はエクスポネンシャル
(指数関数的)に速度を増していく。*1
危機感をあおるようですが、現実にAmazonなどのネットショッピングサービスによってDXによる変化がすでに起こされた小売業などでは、ネットショッピングに対抗するために実店舗の在り方が変わっている*2ようです。
建築業界でも少しずつデジタル化による変化は起きています。業界全体でみると根本的な変化はないように感じますが、個人や企業単位で生産活動の変化は起きています。
業界全体の変化を感じてからでは遅いですが、今から始めれば間に合うでしょう。
*1イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション)
*22019年の小売業界:実店舗の進化、テクノロジー導入、そして成功するためにすべきこと
Pythonの基礎力をつけて建築の実務とつなげるために

デジタルトランスフォーメーションのためにできることは2つあります。
- 社外のプログラミング集団と協力してDXを進めてもらう
- 社員のスキルを伸ばしてDXを進める
前者は手っ取り早く前線に進むことができますが正直お勧めできません。成果は出ても社員のスキルは変化していません。ただ、サービスを利用しているだけです。
そのサービスが使い物にならなくなったら、社外のプログラミング集団が万が一いなくなってしまったらどうなるでしょうか。
社員のスキルを伸ばす方向性のほうが根本的な解決になります。
個人レベルで考えてもただサービスを与えられるのではなく、スキルを身に着けることで会社や業界が変わっても生き残る力になります。
Pythonの基礎力をつけるためにできること
Pythonの基礎力は独学で身に着けられます。このブログ内でも紹介していますがたくさんのチュートリアルがネットに公開されています。
入門編であれば独学でできますし、簡単な自動化であればすぐにできるようになります。
Pythonを駆使する実務力を身に着けるためにできること
できることは2種類に分かれます。
- 実務での作業をPythonを使って自動化する
- オンラインスクールでプロから学ぶ
実務での作業をPythonを使って自動化することで、業務効率を改善しながら応用力を身に着けることができます。しかし、試行錯誤の毎日になるため、根気よく続けられる強い気持ちがない方にはお勧めできません。
挫折する方が多いのはこのフェーズだと思います。プログラミング学んでも何も変わらないと言っている方がいればここで挫折しているかもしれません!
効率よく身に着けるのであればプロから学ぶことは一つの選択肢ですし、私も経験があります。「餅は餅屋」とはよく言ったものです。
オススメのスクールを選んでみました。
TechAcademy(テックアカデミー)

テックアカデミーのおすすめポイントはこちらです。
テックアカデミーはサポートが手厚い印象です。コースはAIコースとデータサイエンティストコースがあります。
無料体験や面談で学習内容を話し合えるので受講後にこんなはずじゃなかったというのはないと思います。
CodeCamp(コードキャンプ)

コードキャンプのおすすめポイントはこちらです。
データを扱うために必要な”データ収集”に特化したコースが特徴。こちらも無料体験期間で学習できる内容が自分に合っているかの確認は必須です。
PyQ(パイキュー)

パイキューのおすすめポイントはこちらです。
Python専門の学習サービスなので網羅的にPythonの知識を付けられるのが特徴です。月額定額なのも始めやすい。
オンラインスクールの比較とおすすめ!
下記三つのスクールを紹介しましたが建築業界でのPythonという事であればPyQ(パイキュー)をおすすめします。
ほかの二つとの大きな違いは、次の通りです。
- TechAcademyとCodeCamp:機械学習やデータサイエンスに特化したい人用
- PyQ:Pythonを網羅的に学びたい人用
建築業界で使うとなると、Pythonとソフトウェアを組み合わせたりする使い方が多いと思います。そのため、PyQで網羅的なPythonの使い方を知るほうが建築の実務に活かしやすいと考えています。TechAcademyとCodeCampは機械学習やデータサイエンスを職業としたい人向けかもしれないですね。
私は最終的にPyQを選びました。
最後にオンラインスクールの比較表です。
TechAcademy | CodeCamp | PyQ | |
受講料金 | 社会人199,000円 学生159,000円 | 148,000円(税抜) | 3,040円 (税込)/月 |
入学金 | 0円 | 30,000円(税抜) | 0円 |
レッスン期間 | 8週間プラン | 2ヶ月 | 90日で網羅できる |
建築業界のデジタル化やおすすめスクールのまとめ
- DXによる変化は始めてからすぐには目に見えない
- 変化が起きてから始めても遅い
- オンラインスクールには2種類ある
- AIやデータサイエンス特化:TechAcademyやCodeCampなど
- Pythonを網羅的に学ぶ:PyQなど
- 建築業界ではPythonを網羅的に学ぶほうが実務に活かしやすい
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